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宝暦館

宝暦館外観宝暦館館内宝暦館(ほうれきかん)は、平成の御造営の折、拝殿の脇に位置する元の神楽殿を建て替え、水上神社の歴史史料や神社に伝わる品々を展示しています。平成25年12月に本殿が大田市有形文化財(建造物)に指定されるにあたって行われた調査の成果も展示しています
 「宝暦館」という名称は、本殿建立・宝暦11(761)年の和暦にちなんだものです。
見学をご希望の方は、電話にて事前予約をお願いします。

◆展示品
・本殿写真
・棟札7枚(うち5枚が大田市指定文化財本殿附)
(1)永和2(1376)年 南北朝時代(当神社最古の棟札)
(2)天将17(1589)年 安土桃山時代(梵字棟札)
(3)宝暦11(1761)年 江戸時代(本殿拝殿御造営)
(4)安永7(1778)年 江戸時代(屋根修繕)
(5)寛政元(1789)年 江戸時代(屋根葺き替え)
(6)天保3(1832)年 江戸時代(屋根葺き替え)
(7)文久2(1862)年 江戸時代(屋根葺き替え)
・宝暦の水上神社造営記
序文には戦国時代の元亀年間以降の略歴が記され、奉加帳部分は村ごとに人別に造営に際し奉納した金銭・木材・本殿部材などが記されています。
・御神像7体(室町時代の像か)
仏教の影響を受け神道でも御神像が作られるようになり、神仏習合とも見て取れるものもあり、明治維新後の神仏分離による撤去を免れ秘蔵されていたもの。
神楽面5面
神楽面の裏面には奉納者の名前と宝暦の墨書があり、古文書にも宝暦年間にも5年に一度、大元神楽が奉納されていたことが記されています。
・御鏡・勾玉
安永2(1773)年に当村花田氏が願主として奉納されたものです。
・管打ち銃
火縄銃の次に使われた銃です。幕末にアメリカの南北戦争で使われ不要になった銃が大量に日本に入って各藩が購入しています。
・鎧・刀・鞘
当村氏子によって矢滝城より発見、当神社に奉納されたものか?不明な点が多い。
・石見銀山銀鉱石
・石見銀山黄銅鉱
・ ・伊万里焼
文化文政~幕末にかけてのもの。
・鳥居(写真)
尾道御影石にて造営されたもの。江戸時代 享保9(1724)年に尾道に行って注文しておいたものを宅野の藤間家の船で11月下旬に温泉津まで運び、翌年2月に西田・飯原・清水の人々が運搬して建立したことが棟札より判明しています。
・東照宮棟札
江戸時代 享保元(1716)年の棟札あり。社殿の老朽化により再建立したこと、延宝2(1673)年にも何らかの動きがあったことが記されていますが延宝2年の棟札は失われているため、詳細は不明です。
・神宮皇后奉納絵額
・昭和の俳句奉納額

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